<基本はクーロンの法則>
正と負に帯電した物体間には、電荷の大きさ Q の二乗に比例し、距離 r の二乗に反比例した力が働きます。クーロン Coulomb が発見した有名な法則です。
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<ガウスの定理>
閉領域 D に含まれる電荷の総量が Q、面の任意の場所における外向き法線ベクトルが n であれば次のガウス Gaussの定理が成り立ちます。
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<ガウスの定理の微分形> 電荷の空間分布ρがある場合はガウスの定理の微分形が便利です。 <静電ポテンシャル>
力学ではポテンシャルエネルギー(スカラー)の勾配が物体に働く力(ベクトル)になりました(上に行けば大きくなる重力ポテンシャルと落下させようとする重力の関係です)。
同じように静電ポテンシャルφというスカラー量を考えます。電位ともいます。 |
<ポアソンの方程式>
左の二式からポアソン Poisson の方程式が得られます。結局、これをどう解くかが今後のテーマになります。
<平行平板コンデンサー>
さて、間隔 d で置かれた金属板に電圧 V を加えます。これはφ(0)=0, φ(d)=V と同じことです。勾配は V/d なので電場の強さは E=V/d、
表面電荷密度は σ=ε0V/d になります。金属板の面積が S なら全電荷は Q=ε0SV/d になります。静電容量の定義から
お薦めめする参考書: 高橋秀俊, 電磁気学 (裳華房, 1959). |