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<苛性ソーダに溶ける>
前ページで用意した上蓋の金属片をアルカリ性濾液の中に入れてみました。
直ちに気泡が発生し始めましたが、面よりは縁からのほうが勢いがありました。
![]() 16時間後、液が濁ってきました(右)。 | |
| <気体は水素> 苛性アルカリに溶けたことから試験片がアルミニウムであることに疑う余地はありません。 決定打として瓶に貯まった気体(約10mL)が水素であることを確認しました。実際、蓋を取ってマッチの火を近づけたらボンと低い爆発音がしました。 <複合素材であった> ここまでなら特に新規な情報はありませんが、24時間後に試験片を取り出して観察したところ意外なことが分かりました。アルミニウムをポリマーフィルムが鋏み込んだ構造だったのです(図)。上で言った「縁からのほうが勢いがあった」理由が分かりました。 |
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