天動説は地球中心説

<天動説>

ネット検索にかけると天動説はgeocentric theory (model)とあります。地球中心説という意味ですが、こちらのほうがしっくりときます。 ちなみに中国語では地心説というとウィキペディアにありました。

<中心を地球におく>

右のコンピュータグラフィックス動画をご覧ください。 これも「太陽はどこに見える?」のページで用いたプログラムをバージョンアップして作成しました。 前のページの「地動説は太陽中心説」(簡略版が左下の小動画)で地球の上に乗っかって地球の自転を眺めればこの動画になります。 ですから太陽は常に右遠方にあります。◎は観測者のいる場所です。この観測者から見える太陽の位置が右下の小動画です(もっと詳しい図が 「太陽はどこに見える?」に出ています)。

<観測者から見える太陽>

このあとの問題は、◎から見て太陽がどう動くかということです。 簡単な動画が右下にあります。もっと詳しい図は「太陽はどこに見える?」 に出ています。 このモデルでは次のように幾何学の問題として太陽と◎の関係を調べます。

  1. 地球は太陽の周りで円を描く。
  2. 地球は均質な球体である。よって自転軸はぶれないし、観測者のいる地点で接平面を考えることができる。
  3. 右方向から均一は平行光線が届く。

<動画見て確認してほしいポイント>

  1. 4日で観測者は元の位置に戻る。つまり1年は4日。左下の小さい動画では黄緑色の地球が元に戻る。

  2. ×マークが回る向きは公転と逆の向き。

  3. ×マークが真横に来たら夏至か冬至。真上か真下に来たら春分か秋分。(あえていえば)

  4. ◎マークが太陽の側(右半球)にあれば日中で、右下の動画で位置が示される(真ん中の縦線は真南を表す)。

  5. ◎マークが太陽の反対側(左半球)にあれば夜間。

7-28-2019, S. Hayashi