Monte Carlo Simulation

「確率のクイズ」で求めた〇〇が起きる確率とは、ランダムな試行を無限に多くしていったときにそれが実現する割合のことです。 それならば、乱数を使ってランダムな試行をコンピュータ上で実現しましょう。回数を十分重ねれば確率が得られるはずです。 これをモンテカルロシミュレーション(Monte Carlo simulation)といいます。 実際には精度がよくないので確率論を用無しにするには至りませんが、 アタリをつける目的には十分使えます。しかも複雑な問題にも答が出せます。 以下の例では、実際に駒を動かしてプレーすることも視野に入れているので、ことさら複雑になっています。 駒の動きを眺めていると、 ぼーっと生きてたっていいじゃないかと思えてきますww


二次元ランダムウォーク(RandWalk2D ver. 2.7)

[4択] 駒は上下左右に等確率で一歩ずつN歩迄動けます(これを実際にやるには左のような、アルキメデス型多面体のサイコロを使えばよいでしょう)。 もし途中で、(1)〜(5)のどれかが起きれば今の試行を終えて次に移ります。

(1) トラップ(落とし穴)に落ちる。
(2) 自分の軌跡に戻ってループを作る。
(3)(もしフィールドを囲むフェンスが低ければ)場外に出る。
(4)(もし駒が二個あれば)鬼が子を捕まえる。なお、後で動く駒が鬼。
(5) 最後のN歩まで何も起きずタイムオーバーとなる。

[6択] 普通のサイコロを使います。

 

 

(c) 2019, S. Hayashi